悩むことのメリット

 最近ショックなことがあって寝込んでいたら,ずいぶんと更新が遅れてしまいました。お久しぶりです,むーよしです。

 

 

 さて,今日は悩むことのポジティブな側面を考えてみようと思います。

 私は寝込んでいる間ずっと悶々と悩んでいましたし,ストレス社会と言われる昨今,悩みが一切ない人の方が珍しいだろうと思います。

 「悩む」「悩んでいる」というと,ネガティブなものとして認識されていて,「くよくよするな」とか,「のんで忘れろ」みたいな対処が推奨されることが良くあります。しかし,物事には良いことと悪いことの両面あるのが世の中の常。悩むという,一見ネガティブな要素しかないことについても良い部分は見いだせるのではないかと思い,つらつらと書いてみることにしました。

 

 

①悩むことで解決法が出て来ることもある。

 一番に考えつくのはこれです。一生懸命考えることで今抱えている問題に対する解決策を思いつくことがあります。もちろん今の自分ではどうしようもない課題もありますが,懸命に考えている中で良い案が浮かんできた経験というのは誰しもあるのではないでしょうか。そもそも悩むという行為をしなければ解決策が出てくる可能性は低いでしょうから,これは明確に悩むという行為のメリットだと思います。

 

②深く物事を考えることで思考力が鍛えられる

 ああでもない,こうでもないと悩むうちに,俯瞰的に物事を見てみたり,別の視点で物事を考えてみたり,自問自答してより深く物事を考えたりすることもあると思います。そうした視点を変えてみたり,物事を深く考える経験は,思考力を高めることになると思いますし,柔軟な発想を生み出していける土台になるのではないでしょうか。

 

③様々なことを学ぶモチベーションになる

 悩みの種を知識や技術で解決することが可能なこともあります。そのため本を読んでみたり,色々と検索してみたりして答えを探すことも有効な手です。必要に迫られるというのは何かを学ぶモチベーションとして大きいですから,「悩み」は今までの自分にない知識や能力,考え方というものを手に入れる原動力になると思います。

 

④自己理解を深められる

 他の人が悩まない場面で自分は悩んでいたとしたら,そこには自分なりの価値観が関係しているでしょうし,同じ悩みでも違う行動をとったのだったら,行動の優先度や行動理念が違っているということでしょう。自分が何について思い悩み,どんなことを考えて,どんな結論に達したのか。こういった情報は,自分の価値観や行動理念を見つめ直すのによい材料になると思います。就職活動などでは「あなたはどういう人間ですか?」ということを問われたりしますから,悩んだ経験をもとに自己理解を深めていくと有利に働くこともあると思います。

 

 

 

 いかがでしょうか。今日は普段良くないこととされがちな「悩む」という行為のメリットについて考えてみました。もしかしたら高名な心理学者さんとかがもっとたくさんメリットを出しているかもしれませんが,とりあえず私は4つほど思いつきました。やってみた感想としては「結構いいところあるやん!」って感じです。やってみるまでは私自身も「悩む」ということにはネガティブなイメージがあったのですが,一生懸命悩んだ後にはメリットが付いてくるというイメージに代わりました。「くよくよ悩んでたってどうせいい解決案なんか出ない」というのは正しいのかもしれませんが,実は今悩むということが後で役に立つことがある。ですから,悩むか悩まないかということではなく,悩みや悩んだ経験をどう自分の糧に出来るかというところが重要なのだろうと思いました。みなさんの考える悩むことについてのメリットもお聞かせ願えれば幸いです。

 

 

最後までお読みいただき,ありがとうございました。

それでは,また。